1月・2月の作業 |
ぶどうの収穫がすべて終るのが、9月下旬。
ぶどう農家にとって、秋からは少し時間に余裕が持てる
時期ですが次年度に向けての作業は
収穫の終わりと共に、始まる。
40アールのぶどう畑の管理をほとんど一人で
こなすようになって数年が経つ。
両親が年老いて仕方ないことだ。
今の面積なら自分の思う管理ができる最大限の
面積だろう・・・
これ以上増やせば品質管理が出来なくなるだろう。
増やすつもりもない。
品質は常に上を目指し、納得のいくぶどう作りを心がけているが、満足できるものはできない。
来年こそはと、何度つぶやいただろうか・・・
作業の省力化を目指し、品質の高い物を
誰もが思っていることだろう。 |
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ハウスのピオーネ、剪定前の様子。
例年なら12月末には、2段切りを済ませているところだが
時間もないし無理にしなくてもいいので、止めた。
2段切りの利点は本剪定の時、作業がやりやすいことだ。
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これが2段切りをした枝。
2段切りは結果枝をとりつけていた線の内側で
枝を落とせばいい。
本剪定の時、線から枝をはずす手間がいらない。 |
本剪定をしたらこのようになる。
1芽を残し2芽の手前で枝を落とす。
このとき芽の大きさ、芽の向き枝の充実ぶりを
見ながら残す枝を決めていく。 |
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芽は大きく膨らんでいるほうがよい。
そして、上や下ではなく横にでているものがよい。 |
剪定と同時に昨年残した結果母枝を
できる限り根元から、切り落とす。 |
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お父さんが剪定をしてくれてます。 |
枝と間違えて線を切らないように気をつけないと
鋏の刃がこぼれてボロボロになってしまう。
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そして、仕事に欠かせない私のパートナー。
ラジオ。
小型の物ではハウスの中では聞こえないので
少し高いが大きいラジオを買った。
よく棚の上から落とす。
でも不思議と壊れない・・・(T_T)
いつも聞いているのはなぜか、関西の放送局。
朝は「ありがとう浜村淳です!」「河内家菊水丸」を
午後は朝日放送。
ラジオは映像がない分、耳から入る情報を時には
想像しながら楽しいこと、悲しいこと
ラジオと共に喜怒哀楽をあらわにしながら
思わず周りをみまわすこともある。
何万本もの枝を落とすのも大変な作業だが
今年のぶどうを頭に描きながら、気持ちは
大粒で甘く見事な房を思っている。
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